【2023年最新情報】法人企業が選ぶべき、EV充電器の種類と選び方

EV充電器
2023.07.20
社用車EV化を進める法人が知るべきEV充電器の選び方【メリット・機能・依頼先】

社用車のEV(電気自動車)導入にあたり、EV充電器を選ぶポイントや考慮すべき点をご紹介。工事の流れや補助金活用方法についてもお教えします。

国の定める脱炭素化に向け、各企業で進められている、社用車のEV(電気自動車)への切り替え。法人企業担当者の頭を悩ませるのは、「どのEVを選んだらよいのか」「EV充電器ってどんなものがあるのか」「設置はどの施工会社や業者に依頼すればよいのか」「補助金はどうやって申請活用すべきか」といった、スタートまでにやらなければいけない準備の数々。

今回はそんな、法人向け充電インフラの整備についてご紹介します。
本記事を読めば、企業が選ぶべきEV充電器の種類と選び方、そして工事の流れについて分かります。

EV(電気自動車)の選び方については、前回のコラムをご覧ください。

「【2023年最新情報】どうやって選べばいいの?社用車/公用車をEV(電気自動車)へ切替えする際の選び方」

1. EV充電器の種類とそれぞれのメリット・デメリットを知ろう
2. 利用状況に合わせた最適なEV充電器の選び方とは?
3. EV充電器を設置する前に知っておくべきこと
4. REXEVが提供する法人EV向け充電器ソリューション
5. まとめ

1. EV充電器の種類とそれぞれのメリット・デメリットを知ろう

EV充電器と一口にいっても、その種類は大きく分けて「普通充電器」と「急速充電器」の2つ。その違いは主に出力数で、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあり、目的に合わせて選ぶことが必要となります。

【1】普通充電器
一定のスピードで充電されるEV充電器で、約7時間程度でフル充電(※)になります。社用車として職場に採用されるのは、こちらであるケースが多いです。ほかにも、契約駐車場やコインパーキング、ホテル・旅館などの宿泊施設、ショッピングモールやコンビニといった商業施設など、ある程度まとまった時間駐車するところに設置されています。

<出力>3~6kW
<充電時間>7時間
<本体価格>数十万円
<工事費用>数十万円
<合計>40万円~150万円
※日産リーフ(40kWh)・軽タイプEV(20kWh)の場合

メリット
・設置費用を比較的安価に抑えられる
・設置場所がコンパクトで済む
・電気代にそこまで負担がかからない

デメリット
・充電に時間がかかる


【2】急速充電器
文字通り、スピーディーに充電できるEV充電器で、その早さは約60分でフル充電(※)になるほど。「充電するのを忘れてしまった」「トラブルで急いで充電しなければならない」といったシーンで活躍します。
高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)、道の駅、ガソリンスタンドなど、滞在時間が短く、かつ急を要するところに設置されることの多いのがこちらの充電器です。普通充電器よりも大きく、ある程度の設置スペースを要します。
また、バッテリーへの負荷が高く、過度な使用でバッテリーの劣化を早めてしまう可能性も。急速充電器を使用しながら長時間その場を離れることができないのもネックとなります。

<出力数>10kW~150kW
<充電時間>約30分
<本体価格>数百万円
<工事費用>数百万円
<合計>500万円~1500万円
※40kWhの車、充電出力50kWの場合

メリット
・スピーディに充電できる
・トラブル時など素早く充電対応ができる


デメリット
・設置費用が高価
・設置場所にスペースを要する
・バッテリー負荷が大きく維持費がかかる
・充電中その場から離れることができない

2. 利用状況に合わせた最適なEV充電器の選び方とは?

普通充電器・急速充電器の違いを解説しましたが、法人企業が決定しなければいけないことは他にも。選ぶ際に考慮すべきポイントをまとめました。

1.そのEV充電器は充電以外にどんな機能があるのか?
普通充電器・急速充電器それぞれ、EV(電気自動車)への充電が主目的となりますが、それ以外に付随する機能を設けている商品もあります。今は「充電だけできればいい」と思っていても、国の政策方針や企業の経営方針によって状況が変わることも。“将来性”という視点も、選ぶうえで大きなポイントになります。

具体的には、下記のような機能を設けている商品です。
⚫災害対策(放電)
充電以外の時間に電力供給源として放電できるタイプのもの。停電や災害といった有事の際に活躍します。出力数によっては、ポットなどの一般電子機器だけでなく、エアコンなどの動力機器にも使用可能。災害の懸念される地域や、救助などに時間のかかるエリアにある企業にとっては、従業員だけでなく地域のライフラインとして活用することができます。

⚫エネルギーマネジメント機能(電気代の上昇を抑制)
EV(電気自動車)運用をスタートする法人企業にとって懸念となるのが、電気代。「一体いくら増額になるのか?」については、導入するEV(電気自動車)の台数、EV充電器の設置台数、契約している電力会社の料金プランなど、さまざまな要因があるため、一概には言えません。ただ、電力市場は時間帯によって料金が変動します。ここに着目したのが「電力制御」の機能をもったEV充電器。電力市場と連動し、価格の安い時間帯に充電したり、契約電力を上回らないよう制御したり、無駄のない充電を自動で行います。手間なく電気代をセーブしてくれる、EV担当者にとっては大きなポイントではないでしょうか。

⚫車両管理
もうひとつ、EV担当者の頭を悩ませるのが社用車の管理について。とくに、ガソリン車と併用してEV(電気自動車)化を進める法人企業にとっては、管理が煩雑になるのは避けたいところ。運転手にとっても、車両予約が複雑になることで、業務に負担がかかる可能性があります。「車両管理」機能と連携しているEV充電器は、アプリなどで予約がかんたんにできたり、使用状況をチェックできたりします。手書きで乗車記録を行っているなど、これまでアナログな方法で管理していた法人企業などにとっては、EV(電気自動車)に切り替えるタイミングで、そのルーティーンを見直すキッカケにできるかもしれません。

REXEV(レクシヴ)へのお問合せで多いのも、上記のようなお悩みです。 
EVへの切り替えの無料相談・シミュレーションも可能ですので、お気軽にお問合せください。

2.EV充電器の設置台数は何台がベストか?
過去のコラム(※)では、EV(電気自動車)の選び方において、走行距離を考慮のうえ、適切な車両と台数を選ぶ必要がある、とお伝えしました。それと同様、EV充電器も台数に応じて設置台数を決める必要があります。

基本的には、EV(電気自動車)1台に対して、EV充電器1台あることが理想です。EV(電気自動車)複数台に対してEV充電器が1台となると、充電できない車が発生し、稼働効率が落ちてしまうからです。

ただし、台数が増えることで考慮しなければならないポイントがひとつ。それは電気の契約です。50kW以上の電力を使用する場合、電力会社とは「高圧契約」を結ぶ必要があります。そのためには、電気技術者の登録が必須になったり、専門設備を設置するなどの投資が必要だったり、さまざまな面を調整することとなります。

たとえば、1台あたり6kWのEV充電器であれば、10台導入すると60kW。高圧契約の方が電気料金単価は下がりますが、契約電力が上昇することで電気代が高額になるリスクがあります。このような理由から、設置台数については、電気の契約の面でも検討することが大切です。

REXEV(レクシヴ)の提供する法人EV向けスマート充電器は、システム連携による電力制御が可能です。高圧契約に切り替えずとも、50kW未満に使用電力を抑える技術を搭載していますので、こちらは下部でご紹介します。

※ 過去のコラム
「【2023年最新情報】どうやって選べばいいの? 社用車/公用車をEV(電気自動車)へ切替えする際の選び方」 

3. EV充電器を設置する前に知っておくべきこと

EV充電器の種類や台数が決まったら、次に必要なのはその設置工事。どこにどのように設置したらよいのか、工事に必要なのは何なのかなど、専門知識の必要なことばかり。「工事の流れ」「設置場所の条件」「補助金」について簡潔にご紹介します。

1.EV充電器の工事の流れ(REXEVにご依頼いただいた場合)
①調査・分析
現在利用中の車両の利用状況などから、どのガソリン車をどのEV(電気自動車)に切り替えると最適かを試算。経済性・CO2削減効果を提示します。

②設計・見積もり
主な内容は電気工事となるため、利用駐車場の形態や契約している電気設備の状況など、事項が複雑に絡み合っています。それらの状況から、目的に合わせた最良の設計を各社ごとに提案します。

③調達・施工
設計に基づき工事を実施します。所要期間はお申込から利用開始まで、2か月程度が標準的。ですが、メーカーの製品や部材等の在庫状況により異なります。また、設置場所によっては基礎工事が必要となるケースもあり、その場合はもう少し工期がかかります。

REXEV(レクシヴ)では、充電器設置業者や施工会社とパートナー制度を採用。厳密な選定や技術研修を行い、つねに安全で高品質なEV充電器サービスを全国に提供しています。

2.EV充電器の設置場所の条件
設置場所において考慮すべきなのは、既存の電気設備がどこに設置されているか。充電器と電気設備の距離が長ければ長いほど、工事費用も電気料金も高くなります。その場合は近くの電柱から、新たに電気を引くというケースも。

REXEV(レクシヴ)ではこれまで、平面駐車場・立体駐車場など、さまざまな場所に設置をしてまいりました。EV充電器の設置場所はもちろん、電気の効率的な引き方や設置費用を最低限に抑える方法など、工事全般についてもコンサルティングを行っています。

3.補助金や関連法規について
EV(電気自動車)やEV充電器の導入については、補助金が活用できます。
補助金申請の条件や期限、手続きの流れなど、詳細については「一般社団法人 次世代自動車振興センター」のホームページ(※)に記載されています。

とはいうものの、かなり細かなルールなどが取り決められており、知識なくして申請するのにはハードルがあるのも事実。REXEV(レクシヴ)では補助金活用の代行を行っています。専門知識や勉強がなくても、まるっと一式お任せいただけますのでご安心ください。

またEV(電気自動車)やEV充電器など、脱炭素化に関する業界動向については「経済産業省 資源エネルギー庁」(※)を定期的にチェックしておくとよいでしょう。

EV充電器に関することで言えば、ここ最近、EV(電気自動車)増加による、社会全体の電力需給ひっ迫について議論されています。外部制御のできるEV充電器の開発義務化という点についても議題に挙がっており、もしそれが現実になったら、場合により、すでに設置しているEV充電器の買い替えや、工事のやり直しが発生する可能性もあります。値段や手軽さといった点だけでなく、環境面、業界全体という視点から、EV充電器を選ぶことが必要不可欠です。

※一般社団法人 次世代自動車振興センター
※経済産業省 資源エネルギー庁

4. REXEVが提供する法人EV向け充電器ソリューション

ここまで、EV充電器の選び方や設置工事までの必要な流れを説明してきました。では、REXEV(レクシヴ)では、どんなことが実現できるのか。わたしたちは、これまで数多くのEV導入をサポートし、自社でもEVの運用を行ってきました。そのノウハウを活かし、完成したのが、“進化する”法人EV向けスマート充電器です。

“進化する”とは?
国内初・エネルギーマネジメントシステム「eMMS」と連携。車両管理との連動で充電情報などをリアルタイムで把握。電気自動車の価値を最大限発揮できるようにします。

スマート充電器で実現できることは?
①経済的に充電
電力価格や電気の使用状況に応じ、契約電力を上回らないよう、充電を自動制御。電気代上昇を回避したり、電気料金と連動し料金の安い時間帯に充電したり、法人企業担当者の手をわずらわせることなく、電気料金を削減します。

②必要量を最適充電
車両予約を組み合わせた最適充電システム「eMMS」によって、利用予約状況に応じ、必要な量を最適充電。必要充電量に満たない車両の割り込み使用ができないよう、予約可否を制御します。

③太陽光の電気でクリーンに充電
システム連携により、太陽光の発電時間を予測し、充電時間をシフトします。可能な限り太陽光の電気で、無駄のない、環境に優しい充電を可能にします。

面倒な補助金申請から充電器設置・運用まで徹底サポート
数々のEV導入実績を誇るわたしたちREXEV(レクシヴ)が、調査・分析から設計・見積もり、工事手配、運用までトータルにサポートします。面倒で複雑な補助金の手配もすべて代行。EV運用は、設置して終わり、ではなくそこからが本当のスタートです。使用状況に合ったベストな運用を、継続的にご提案。EV運用における、法人企業のベストパートナーを目指します。

5. まとめ

電気代や設置費用といった観点からも、適切なEV充電器選択することが求められる法人企業。さまざまな種類があるEV充電器についてだけでなく、工事の流れや活用できる補助金制度についても事前に把握しておくことが重要です。REXEV(レクシヴ)の提供するソリューションは、より効率的に、かつより拡張性の高いEV運用を可能にし、導入から運用まで、トータルにサポートいたします。

無料相談やお見積を活用して、ぜひ効果的なEV運用をスタートさせてくださいね。

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