REXEV創業の想い

その他
2022.08.17

すべての人が限界費用ゼロで移動できる、持続可能社会インフラの実現 株式会社REXEV代表取締役社長 渡部 健

この度、創業時に作成したホームページを今月全面リニューアルしました。そこで、気持ちを新たにして創業時の想いを綴ってみたいと思います。

株式会社REXEV 代表取締役社長 渡部 健

社名の由来

REXEVはレクシヴ(“ブ”ではなく“ヴ”です)と読み書きしますが、REかけるEV(RE × EX)でREXEV。読みにくく、わかりにくい名前ですが、再生可能エネルギーのRenewable Energyの頭文字=REと、電気自動車のElectric Vehicleの頭文字=EV、その掛け算という意味で、掛け算は相乗効果を表します。

創業の背景は再生可能エネルギーの課題とEVの可能性

太陽光発電や風力発電に代表される再エネは自然変動してしまい、我々の電気の利用状況に併せて発電はしてくれません。ゲリラ豪雨があれば突然発電は減り、風が止まれば発電しないなど自然任せです。こうした電気は環境には優しいもののデメリットもあるわけです。
そこで蓄電技術の登場で、再エネが発電しすぎてしまえば充電し、電気が足りない場合は蓄電池から放電する、電気を吸ったり吐いたりすることができ再エネの調整に役立ちます。ただこの蓄電池がまだまだ高い!そのために電気代が上がってしまっては・・・。
そこで着目したのがEVの車載蓄電池です。この蓄電池は普段は車を走らせるためのエネルギーたる電気を充電しておき駆動用に利用するものですが、EVもずっと走っているわけではありません。
EVに限らず多くの車は停まっている時間のほうが圧倒的に長いのです。その停まっているEVは蓄電池と捉えることができるわけで、多くの人は車の移動価値にお金を払っている、つまり停まっているEVの価値は無価値としているのですが、REXEVはここに着目しました。
無価値=無料でその蓄電池を使うことができたら、それを再エネの調整に使えたら・・・そんな思いをもって創業しました。
再エネが普及することでEVに充電する電気を再エネにすることができるようにもなります。再エネの弱点をEVの蓄電池が補い、再エネが増えればEVの充電を再エネで行うことができる、まさにそこに良い関係があるわけです。すなわちRE×EVであり、会社の名前そのものになります。

全ての人が限界費用ゼロで移動できる、持続可能な社会インフラの実現

再エネは設備の投資回収が終わってしまえば最も安く発電するシステムになります。なぜなら天然ガスや石炭、石油などの燃料を必要とせず、そのエネルギー源となる太陽光は無料だからです。投資回収後の太陽光発電の電気はほとんどタダになるわけで、そうした電気を充電して走るEV、更に自動運転が進めば、どれだけ走っても移動コストが増えない限界費用がゼロの移動手段になるのではないかと。これが当社のビジョンであり、移動の自由に繋がり、移動に関する社会的な課題の解決につながるものと信じているものです。

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