株式会社REXEV(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡部 健、以下「REXEV」)は、電気自動車(以下「EV」)の車両管理やエネルギーマネジメントシステムの提供の可能性を検証するため、日産自動車株式会社(以下「日産」)とEV車両データのサーバー間を連携した実証実験を行います。
これにより、これまでREXEVが提供していたサービスを車載デバイスなどの追加設備なしに提供できるようになり、より多くのEVユーザーに、EV車両を、より効率的にクリーンにご活用頂けるようになります。
REXEVはこれらの取組みを通して、EVによるエネルギー課題解決や企業のGX化を進めて参ります。
<背景>
社用車・公用車・カーシェアリングなどの不特定多数の方が利用されるEVの利用において、車両の充電残量情報等の情報はEVを効率的かつ利便性を損なわずに利用するために非常に重要な情報です。これまで、REXEVが開発したEVの車両管理とエネルギーマネジメントシステムが統合されたeMMS*1(eモビリティマネジメントシステム)を活用したサービスでは、独自の車載デバイスを設置することで車両の「バッテリー残量」、「電力消費量」、「GPS位置情報」等の情報を取得していましたが、この車載デバイスを設置していないと一部のサービスが提供できない、設置工事等が発生するなどの課題がありました。
今回、日産のEV車両データをサーバー間通信によりeMMSと連携することで、EV車両データの取得のために独自の車載器の設置が不要となり、導入コストの削減並びにより多くのEVユーザーへのサービス提供が可能となります。
<実証実験について>
■実施概要
日産の「Nissan Biz Connect API*2」よりEVの「バッテリー残量」、「電力消費量」、「GPS位置情報」等の車両情報を連携し、以下の対象サービスを提供するための課題の抽出、提供サービス品質の確認ならびに付加価値の向上が可能か検証します。
・法人EV向け スマート充電器サービス
・社用車・公用車導入支援サービスFlemobi(フレモビ)
・EVカーシェア事業立ち上げ支援サービス
・電気自動車カーシェアリング eemo
■スケジュール
2023年6月 :API接続試験が完了
2023年9月14日~ :実際の車両を用いて実証試験を実施
*1 eMMS(eモビリティマネジメントシステム)
国内初の「カーシェア/車両管理」と「エネルギーマネジメント」を組み合わせたシステム
車両利用に合わせた最適充電や電力会社の電力システムとの連携による需給調整や充電料金の削減などを提供可能
*2 Nissan Biz Connect API
リアルタイムで日産のEV車両データをサーバー間通信によって活用いただける法人のお客さま向けのサービス